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自閉症を持つお子さんの気持ちの勉強

今日は年中さんの自閉症を持つ男の子のお話しです。
この1年で一番の成長を見せてくれたのが、言語面、微細運動(手先)、社会性と模倣の4つです。
子供達が学んでいく過程で模倣ができるようになることは、成長の上でとっても大切なことです。保護者の方からよく質問されます。
「どうしたら模倣できるようになりますか?」

模倣を学ぶには色々な方法がありますが、私が長年感じていることは体が上手に使えるようになってくると自然と模倣はできるようになります。(そのため体からのアプローチを推奨しています) 

この男の子は、お友達を見て真似して遊ぶようになり、そこからお友達に興味がわくようになり、好きなお友達と遊ぶようになりました。素敵な成長ですね!

そこで先日のコンサル時に感情の理解を学ぶ時期だと思い、お父さまとお母さまに可愛い絵本を紹介させて頂きました。

カラーモンスター

何か問題が起った場合、原因と解決法が整理されると大人の私達でも気持ちは楽になります。子供達も一緒で感情の認識でき、それを大人に伝えられるようになると気持ちのモヤモヤが少しずつ整理されます。その最初のステップとして感情の語彙に慣れ親しむことです。

2,700円で通常の本に比べると少し高額ですが、色と言葉、そしてワクワク感が気に入りました。是非ご自宅でお子さまと一緒に読んでみてください。きっと絵本を触りたくなってしまうと思いますが、そこは気をつけて!

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